これまで
福岡県に生まれる。
中学生時代、吹奏楽部の所属していたパートのメンバーにより、とある商業施設に呼びつけられる。
当時はカードゲームに収入(小遣い)の大半を回していたため金欠であり、しかも寝坊したために母親に相談してお金を借りる絶好にして唯一の機会を逃す。
持ち合わせていたのは二〇〇円程度でバス代にもならなかったため、商業施設へ迎うことすらできず万事休すかにも思えたが、奇跡的に友人も寝坊していたため彼の母親の車に乗り合わせて商業施設に向かうことができた。
楽器の整備道具を買うはずだったが当然二〇〇円でどうにかなる代物ではなく、その日は件の送ってくれた友人に建て替えてもらい、整備道具を一つだけ手に入れる(ちなみにお金は次の月の小遣いで返した)。
しかし一日かけた割に実際には自身の手で何も得られておらず、徒労感に耐え兼ね、新刊と古本を同時に扱う大規模な書店に飛び込み――――そこでライトノベルと出会う。
その日一〇八円で購入したのが、さがら総氏の著作「変態王子と笑わない猫。」であった。
かくして出会った人生最初のライトノベルにして敬愛する氏の著作に大変感銘を受ける。ヘンティカンヘンタイ!
同じく中学生時代、デスクトップPCを手に入れる。
これを機に、氏の著作と、周囲のライトノベル作家を目指すと宣言していた友人の影響もあり、小説の執筆を開始。
処女作として、ファンタジー世界を舞台に魔王討伐に失敗した二人の少年たちが無念を晴らすため禁術によって未来に転生するが、そのうちの一人が転生の際に女性になってしまい、しかもかつての相棒のドタイプで……といった内容のTS精神的BLラブコメバトルファンタジー小説を執筆し、某小説投稿サイトに投稿する。
意気揚々とエタらないこと(※完結させること。途中で投げ出さないこと)を宣言するが、ちゃんとエタったし、小説はアカウントごと消して逃亡した。
処女作の執筆経験の中で失敗はしたものの、小説の執筆の中に楽しさを見出し、高校に進学してからも自身の運営するコミュニティサーバー内でアンソロジー企画を主宰するなど、精力的に活動を続ける。
学業の負担がそれなりに増大する中での制作は、執筆スタイルが定まっていなかったこともあり難航し、結果第一回アンソロジー企画の提案からコミュニティ内での輪読会イベントの終了までにはおよそ一年間を要した。
しかしそこで拙いながらも完結させた経験を得たことが現在の制作の大きな糧となっている。
今
小説を執筆し、新人賞の公募に参加してデビューすることを目指している。
主にボーイミーツ系の王道展開を好み、キャラクターと世界観で色を出す制作手法を取ることが多い。
執筆スタイルとしては徹底的にプロットを作り込むほうで、執筆に際して想定される障害を完全に取り除いてから執筆作業に入るので、基本的には調子よくライブ感を持ちながら執筆を行う(そうでないときもある)。
しかしその分プロット制作に時間を掛けてしまうので、より効率の良いプロットの組み方を模索している。
これから
小説に限らず、数多の媒体・世界に手を広げ、多角的な視点と複数の切り口で自身のうちに眠る世界観を表現していく。